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シングルマザーからのご相談で多いのは、子どもを育てながら、女性一人の収入で家計を支えなければならないので、どのようにやりくりをしたら良いかということです。

日々、何とか親子が生活することで精一杯で、将来のことを考える余裕がないという切実な訴えです。

お気持ちは良くわかりますが、目先の家計にばかり追われていると、子どもの教育費や、病気、失業等で収入が途絶えた時に大変なことになります。その時になって慌てても、どうにもなりません。

まず、将来どのようなお金の準備が必要か考えましょう。

１．あなたが万が一の場合に備えて、せめて子どもが独立するまでの十分な保障を確保しましょう。コストを抑えるため、掛け捨ての生命保険や共済をうまく活用しましょう。

２．健康保険に加入していれば、病気やケガで働けなくなり収入が途絶えても「傷病手当金」が支給されますが、国民健康保険にはこの制度がありませんので、貯蓄を計画的にしましょう。

３．教育費に関しては、親であるあなたが全て準備することに固執せず、国の奨学金などの活用も視野に入れてください。大学等の学費はお子さんがアルバイトや国の奨学金などを利用することで十分賄うことが可能です。

４．老後の備えも大切です。今のお仕事で退職金が当てにならないのであれば、計画的に貯蓄をすることが大切です。この貯蓄を全部教育費で使ってしまうと老後の生活資金が十分貯めれません。

以上の観点から、家計の見直しを始めましょう。

家計簿をつけることは大切ですが、家計簿では将来の収支の推移は把握できません。
ライフプラン（人生設計）を立て、収入と支出の将来予想をすることを強くお勧めします。

ご自身で作るのが難しければご相談ください。