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●認知症に備え任意後見契約を検討してみませんか。
「成年後見契約を結んだ行政書士の訪問リフォーム会社社長に自宅を売られかけた認知症の女性(85)は、5年前から複数の悪質リフォーム会社に食い物にされていたことが、残された契約書などから分かった。」(2006.8.12毎日新聞より)
法律の専門家が成年後見契約を悪用してお年寄りを食い物にするというのは絶対許せません。由々しき事態です。ご家族の財産を守るために任意後見契約を活用しましょう。
任意後見契約は判断能力が十分なうちに将来の判断能力の低下に備えて財産管理や医療契約、施設への入所などの身の上の事柄を自分に代わってやってくれる人(任意後見人)を予め選んで公正証書にしておく契約です。
この契約は登記され、効力は判断能力が不十分になり、家庭裁判所が任意後見人を監督する任意後見監督人を選任したときから効力が発生するしくみです。
公正証書作成費用も数万円なのでぜひ検討してください。
by 任意後見コンサルタント 新美昌也