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6つの係数表を使いこなす,保険金の現物給付,投資型年金,株式投資は怖い他
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ライフプラン,ファイナンシャルプランニング,生命保険,住宅ローン,資産運用の情報マガジン
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お金を殖やす、貯める、今日からはじめる節約テク! 第83号
〜どの金融機関にも属さない中立・公正のFPがあなたを応援します〜
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□■メルマガの内容(はじめての方へ)
このメルマガでは、読者の皆さんが知っておくと得する税金のしくみや、賢い
保険の選び方、住宅ローンの得する利用方法、年金テク、節約テクなど、すぐ
に役立つ知恵を実務家FPがわかりやすく、生活者の立場で、あなたにお伝え
しています。
お金について考えることで、あなたやご家族のライフプランについて見直す
きっかけになれば、うれしく思います。
【目次】 _______________________________
・家計とビジネスに役立つ算数 〜6つの係数表を使いこなす〜
・保険商品、保険契約法、保険税務の研究 〜保険金の現物給付〜
・金融商品活用ガイド(22)〜投資型年金〜
・独り言 〜日本の個人投資家は何か変!?〜株式投資は怖い〜
・ワンポイント講座 〜少額短期保険業者など〜
・編集後記
・ご案内
・無料レポート進呈などPR
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● 家計とビジネスに役立つ算数 〜6つの係数表を使いこなす〜
○係数表を使うと下記のことが簡単に計算できます。
A.100万円は10年後にいくらになるか。
B.毎年100万円を積み立てたら10年後にいくらになるか。
C.10年後に100万円にするには今いくら必要か。
D.毎年100万円を10年間受け取りたい場合、今いくら必要か。
E.10年間で1000万円を貯めるには毎年いくら積み立てたら良いか。
F.1000万円を10年間均等に取り崩す場合の毎年の受取額はいくらか。
○使う係数の種類
A.終価係数
B.年金終価係数
C.現価係数
D.年金現価係数
E.減債基金係数
F.資本回収係数
各種係数はインターネットで検索すれば入手可能です。
○活用例
5年後に住宅購入の頭金として600万円貯めたい。年利2%で運用する場合
毎年いくら積み立てたら良いか。
減債基金係数を使います。
係数表の年利2%と5年と交差するところに0.192という数字があります。
この数字を600万円に乗じます。
600万円×0.192(減債基金係数)=約115万円
これは、
115万円を毎年2%の複利運用で積み立てたら5年後に600万円になると
いうのと同じです。
つまり、
1,152,000円×5.204(年金終価係数)=約600万円
このことから
年金終価係数=1÷減債基金係数
減債基金係数=1÷年金終価係数
という関係が成り立ち、逆数の関係になっています。
この関係は、
終価係数と現価係数、資本回収係数と年金現価係数との間にも成立します。
つまり、実は6つの係数ではなく3つの係数を使いこなせればよいということです。
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● 保険商品、保険契約法、保険税務の研究 〜保険金の現物給付〜
保険金は金銭で支払われます。
この金銭の支払いに代えて、物、サービスの給付を行うのが「現物給付」です。
例えば、介護サービス、老人ホームの入居権、旅行券など。
法制審議会で検討されてきましたが、今回は見送られました。
議論の詳細は、金融庁の下記のサイトにアプローチし、検索画面に「現物給付」と
入れてみてください。
http://www.fsa.go.jp/singi/index.html
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●金融商品活用ガイド(22) 〜投資型年金〜
変額年金保険ともいわれます。
簡単にいうと投資信託の保険版です。
保険の機能よりも資産形成に重点を置いた生命保険です。
大部分が購入時に一括して保険料を支払うタイプです。
銀行でも積極的に販売されていますので、購入された方も多いのではないでしょ
うか。
□投資信託との主な違い
・解約など実際にお金を受け取るまでは運用益に課税されない。
・解約時や一時金受取時の税金は保険同様一時所得。年金は雑所得。
・運用期間中の死亡は運用成績にかかわらず、一時払い保険料相当額が最低保証。
・死亡給付金の受け取りには非課税の特典(500万円×法定相続人数)あり。
・契約後一定間の解約にはペナルティあり。短期解約ほど大きい。
・一定かい回数のスイッチングは手数料なし。
このように、投資信託にない特徴がありますが、コストが高いため、運用の観点
からは不利な面も。
□変額保険のコスト
・契約初期費用
一時払い保険料の3〜5%程度
・保険関係費用
運用期間中の積立残高に対し年率2〜3%程度
・運用関係費用
運用期間中の積立金から年率0.5%〜3%程度
・年金管理費
支払年金額に対して1%程度
このように見えないコストが多いので加入する時はチェックしてね。
元本を保証するタイプはさらに手数料が取られています。
最近では、目標額に達成したら、特別勘定(変額)から一般勘定(定額)に移行
するタイプなど様々な変額年金が販売されています。自分のニーズに合ったもの
を選びましょう。
前回、保険金は受取人固有の財産ということを書きましたが覚えていますか。
通常の生命保険は健康状態が悪いと保険に加入できませんが、変額年金は病気
でも加入可能です。そこで、資産家の高齢の方が、相続対策として変額年金を
加入する例もあります。
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●独り言 〜日本の投資家は何か変!?〜
株式投資は怖い!?
資産運用の相談で株式投資(投資信託含む)を勧めると、「株式は怖いからやりま
せん。」という方が少なからずいらっしゃいます。
そうかと思うと、株式は怖いと思っている方の中にも、株式で運用しているとい
う意識がなく、株式投資信託を購入している人がいます。
株式投資は怖いというのはある一面正しい考えです。
確かに、短期間で株式投資を考えたら、40%近く損をすることもあります。
債権などに比べると、このようなブレが大きいのは確かです。
しかし、このようなリスクは長期投資の観点からはコントロール可能なのです。
株式の長期投資は、短期売買に比べ、リターンは大きくありませんが、リターン
のブレを緩和することが可能です。長期投資によりリスクはコントロール(軽減)
可能なのです。※
前回お伝えしたように、資本主義社会で生活している以上、株式投資は大変重要
な役割を果たしています。株式投資は怖いからという理由で、誰も株式投資を
しなくなったら、資本主義社会は成り立たなくなります。
株式投資の意味をよく理解してもらい、長期投資の観点から実践してもらいたい
ものです。
会社の経営者や政治家の中で公然と「株式投資はやらない」という方の見識は
どうなっているのでしょうか。
※理論的には長期投資はリスクを低減するのもではないそうです。しかし、現実
のマーケットでは、長期投資によるリスクの低減が観測されています。
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【ワンポイント講座】
●少額短期保険業者
無認可共済の規制強化で2008年3月末までに保険会社かミニ保険会社(少額短期保
険業者)に移行しなければなりません。この動きの中で、特色のあるミニ保険会社
が設立されています。そのひとつを紹介しましょう。
知的障害者を対象にした保障を提供している「ぜんち共済」が2月5日に少額短
期保険業者の認可を受けました。知的障害者に限定した保険会社は国内で初めて
の誕生となります。
●確定申告の注意点
以前にもお伝えしましたが、税源移譲により、所得税が減額となり、控除できる
住宅ローン控除額が減少する場合があります。平成18年末までに入居し、所得税
の住宅ローン控除を受けている方で、所得税から控除しきれなかった額がある場合
は、毎年市区町村への申告により、翌年度の住民税(所得割)から控除できます。
該当する方は忘れずに申告してくださいね。
詳細→ http://www.soumu.go.jp/czaisei/czaisei_seido/gengakusochi_1.html
●自営業者等の住宅ローン
会社員と異なり、収入が安定しない自営業者等は住宅ローンが借りにくいですね。
金利も高めです。「GE Money」では、一定の資格をもっている場合、
金利が優遇されます。私の場合(CFP)であれば、優遇金利は0.2%という
ことです。ちなみに、優遇金利が0.5%の資格は弁護士や医師です。複数の
資格を組み合わせることもでき、1%の金利優遇を受けることもできます。
詳細→ http://mortgage.gemoney.jp/jp/
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【編集後記】
連日ぎょうざの報道がされるので、ぎょうざが食べたくなり、普段よりぎょうざ
を食べているような感じがします。10年前に博多に住んでいたとき、
棒状のぎょうざ、小指ほどの大きさのぎようざなど、初めて知り、感動した
記憶が蘇えりました。
友人とぎょうざパーティーでもやってみようと思います。
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■発行者 : T&Rコンサルティング有限会社 新美昌也
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11号〜20号「住宅ローンの見直し」
21号〜40号「株式投資の基本」
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