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お金を殖やす、貯める、今日からはじめる節約テク!132号

フラット35のしくみ

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お金を殖やす、貯める、今日からはじめる節約テク! 第132号
      
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 考えるきっかけになれば幸いです。
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 ◇◇2009年1月よりリニューアルしました◇◆◇

 第1週・・・・資産運用
 第2週・・・・ローン(主に住宅ローン)
 第3週・・・・保険
 第4週・・・・ライフプラン他

 それぞれ、【基本編】【アドバンスト編】【extra編】で構成されています。
【extra編】は注目すべき記事などがあったときに配信します。
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 今週のテーマは「ローン」です。 
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 【基本編】

 多くの方が利用している住宅ローンに「フラット35」があります。

 「フラット35」は民間の金融機関と住宅金融支援機構(以下、機構)が提供
 する長期固定金利の住宅ローンです。

 現在のような超低金利時代にお金を長期間借りるのであれば、固定金利で借りる
 のがセオリーです。

 ところで、「フラット35」には「買取型」と「保証型」があります。

 圧倒的に「買取型」のほうが多いので、この区別はそれほど神経質になる必要は
 ないのですが、「保証型」は住宅ローンの借り換えに利用できないなど、
 「買取型」に比べ不利な点もあるので、2種類あることだけは覚えておくと良い
 と思います。

 では、簡単にしくみの違いを見てみましょう。

 ●買取型

 ・民間金融機関は個人に住宅ローンを融資します。
 
 ・民間金融機関は個人に元本と利息を請求する権利を取得します。

 ・この権利を住宅ローン債権といいます。

 ・民間金融機関は、住宅ローン債権を機構に売却します(機構が買い取る)。

 ・機構は買い取った債権を信託銀行に信託して「証券化」します。

 ・この証券を住宅金融支援機構債権といいます。

 ・一般的にはMBS(Mortgege Backed Securities)のことです。
  (サブプライムローンの記事で知った方もいるのでは?)

 ・MBSは流通市場で一般投資家に売却されます。

 ・売却代金が機構に入り、民間金融機関へ、債権の代金として支払われ、個人へ
  の融資として使われます。

 ●保証型

 ・民間金融機関がMBSを発行します。

 ・機構がMBSを保証します。

 ・したがって、MBSの売却代金は機構を経ず、民間金融機関に入り、個人への
  融資として使われます。

 
 いづれにしても、「証券化」により、「フラット35」は保証人や保証料が不要
 になっています。
    
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 【アドバンスト編】

 経済危機に対応して「フラット35」が2009年6月4日より拡充されてい
 ます。 詳細⇒ http://www.jhf.go.jp/

 1 建設費・購入価額の100%以内のご利用が可能になりました。
   (これまでは建設費・購入価額の90%以内)

 2 ご融資の対象となる諸費用の範囲を拡大されました。

 3 当初20年間の金利を年0.3%引き下げる 【フラット35】S
  (20年金利引下げタイプ)の取扱いを開始されました。

 4 住宅ローンの借換えにもご利用が可能になりました。

 このうち、「買取型」のみ利用できるのが、1と4です。

 また、6月4日より「フラット50」が新たに開始されました。

 税制面では、個人が贈与を受けて住宅の購入や増改修に使った場合、500万円まで
 贈与税がかからないという税制改正がなされました。

 基礎控除110万円も合わせると年間610万円まで無税で贈与できます。

 ただし、優遇税制は2009年1月〜2010年末までの時限措置です。

 
 このように住宅の購入がしやすくなっています。

 しかし、借金がしやすくなったということは手放しでは喜べません。

 安易な借金は身を滅ぼします。

 資金計画は慎重に立てましょう。

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 【編集後記】

 やっと夏本番といったところですね。

 夏の休暇は、山に海に、海外へと・・・、楽しいプランを計画されている方も
 多いのではないでしょうか。

 大いに英気を養しないましょう!

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