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マイカーVSタクシー、払済保険への変更、購買力平価、個人向け国債
ライフプランとファイナンシャルプランニング(生命保険・住宅ローン・資産運用の見直し)
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お金を殖やす、貯める、今日からはじめる節約テク! 第43号
2006/08/8発行 発行部数:2,926部
〜どの金融機関にも属さない中立・公正のFPがあなたを応援します〜
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□■メルマガの内容(はじめての方へ)
このメルマガでは、読者の皆さんが知っておくと得する税金のしくみや、賢
い保険の選び方、住宅ローンの得する利用方法、年金テク、節約テクなど、
すぐに役立つ知恵を実務家FPがわかりやすく、生活者の立場で、あなたに
お伝えします。
お金について考えることで、あなたやご家族のライフプランについて見直す
きっかけになれば、うれしいです。
【目次】 ________________________________
・家計とビジネスに役立つ算数 〜マイカーVSタクシー〜
・保険商品、保険契約法、保険税務の研究 〜払済保険への変更〜
・外国為替の基本(3回目)〜購買力平価説〜
・ワンポイントレッスン 〜 個人向け国債 〜
・無料レポート進呈
・ご案内
・編集後記
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● 家計とビジネスに役立つ算数 〜マイカーVSタクシー〜
ガソリン代が7月に続き8月も値上がりしていますね。レギュラーでリッター
約140円もします。この先どこまで値上がりするのでしょうか。
この機会に車の維持費についてどのくらいかかるのか調べて見て下さい。結
構バカにならない金額ですよ。
車(2400cc)の維持費としては、ガソリン代、自動車税、任意保険、駐車代、
高速料金など年間約65万円程度かかります。
車の購入代金を240万円とし、6年間乗るとすると、1年あたりでは40万円です。
維持費と合わせると年間105万円かかることになります。
年間200日車を利用すると1日あたり5,250円ということになります。
車の利用状況にもよりますが、場合によってはタクシーを利用したほうが安
上がりになります。
タクシーなんて贅沢という先入観を捨て、どちらが得か一度シミュレーション
してみてはいかがでしょうか。
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● 保険商品、保険契約法、保険税務の研究 〜払済保険への変更〜
払済保険への変更の留意点をまとめてみます。
30歳の方が終身保険に加入した場合、通常、保険料の払込期間が長期になる
ので、途中で保険料の支払いが困難になる場合が予想されます。
その時、保険料を支払わないと、一定の保険料の払込猶予期間経過後、保険
は失効し、以後保険金は支払われません。
失効をさせないために、保険料の自動振替制度があります。この制度は、解
約返戻金の範囲内で保険料に振り返えられるので、ずっと保険料が支払われ
なければ、いつかは失効してしまいます。
払済保険への変更は、その時点での解約返戻金を一時払い保険料とし、同じ
種類の保険を保険期間を変えず購入するものです。
払済保険への変更により、以後の保険料が発生しない代わりに、元の保険より
も保険金額は減額になります。
元の保険金額は保険料を継続することが前提になっているで、払済保険に変
更した場合には保険金額が減額されるのです。
終身保険を払済終身保険に変更した場合には、変更時点での解約返戻金は契
約時の予定利率で運用されるので、予定利率の高かった頃の保険は、解約せ
ずに払済保険に変更したほうがお得です。
払済保険に変更した場合、通常3年以内であれば、未払い保険料+利子を支払
うことにより、健康上問題がなければ、元に戻すことができます(復旧)。
払済保険へ変更すると特約が消滅します。医療保険特約を付けていた場合、
医療保障はなくなってしまいますので注意が必要です。
払済保険への変更は、解約返戻金が少ない場合にはできない場合があります。
したがって、貯蓄性のない保険や貯蓄性のある保険でも加入後間もない場合
は解約返戻金が少ないので払済保険への変更はできません。
払済後の解約返戻金は、終身保険や養老保険の場合、減ることはありません
が、定期保険の場合には最終的に0になるので注意して下さい。
※ 生命保険の基礎知識はバックナンバーをご覧下さい。
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● 外国為替の基本(3回目) 〜購買力平価説〜
長期的な為替レートの変動を理論的に説明したものとして「購買力平価説」
があります。
購買力平価というのは、各国の同じ内容、同じ量の商品やサービスを比較し
て、各国の通貨でどれだけのものが買えるのかを基準とした通貨の価値の
比率のことをいいます。
日米間で考えると、米国で1ドルで買えるものを日本で買うといくらかかる
かを表すものです。
例えば、マクドナルドのハンバーガーがアメリカで1ドルのとき、日本では
100円とすると、購買力平価は1ドル=100円となります。
仮に、購買力平価が1ドル=100円のときに、アメリカの物価上昇率が10%、
日本が5%とすると、日本で購入したほうが有利になります。
そうすると、ドルを売って円を買うのでドルの価値が5%下がります。
この結果、1ドル=約95円で均衡します。
このように、基準時を設定し、その後の物価上昇率から購買力平価を求める
のが「相対的購買力平価」です。
※相対的購買力平価
=基準年の為替レート×( 日本の物価水準 / アメリカの物価水準 )
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●ワンポイントレッスン 〜 個人向け国債 〜
個人向け国債には「5年固定金利型」と「10年変動金利型」があります。
金利上昇期は変動金利商品の購入がセオリーですが、「5年固定金利型」も
人気がありよく売れています。
その原因のひとつに金利水準があります。
「5年固定金利型」の金利水準は基準金利−0.05%、
「10年変動金利型」の金利水準は基準金利−0.8%です。
平成18年7月18日で比較すると、「5年固定金利型」の基準金利は1.35、
「10年変動金利型」の基準金利は1.90ですが、金利水準は「5年固定金利型」
のほうが高くなっています。
この辺が「5年固定金利型」の人気の秘密だと思います。
ただ、途中換金する場合、「5年固定金利型」は2年経過後ではないと換金で
きないなど「10年変動金利型」に比べ不利な点もありますので、良く研究し
てください。
個人向け国債(財務省)については下記のサイトが有益です。
http://www.mof.go.jp/jouhou/kokusai/kojinmuke/index.html
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● 編集後記
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