TOP > メールマガジンバックナンバー > お金を殖やす、貯める、今日からはじめる節約テク!34号
広告の裏を読む、本当に役立つ医療保険、第14回株式投資の基本(投信の評価)、他
ライフプランとファイナンシャルプランニング(生命保険・住宅ローン・資産運用の見直し)
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お金を殖やす、貯める、今日からはじめる節約テク! 第34号
2006/04/04発行 発行部数:2,395部
〜どの金融機関にも属さない中立・公正のFPがあなたを応援します〜
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□■メルマガの内容(はじめての方へ)
このメルマガでは、読者の皆さんが知っておくと得する税金のしくみや、賢
い保険の選び方、住宅ローンの得する利用方法、年金テク、節約テクなど、
すぐに役立つ知恵を実務家FPがわかりやすく、生活者の立場で、あなたに
お伝えします。
お金について考えることで、あなたやご家族のライフプランについて見直す
きっかけになれば、うれしいです。
【目次】 ________________________________
・家計とビジネスに役立つ算数 〜広告の裏を読む〜
・保険商品、保険契約法、保険税務の研究 〜本当に役立つ医療保険〜
・株式投資の基本(14回目)〜投資信託の評価方法〜
・ワンポイントレッスン 〜住宅ローン控除と医療費控除〜
・無料レポート進呈
・ご案内
・編集後記
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● 家計とビジネスに役立つ算数 〜広告の裏を読む〜
ある量販店で2万円のデジカメを販売することになりました。
A店は、「50人に1人全額キャッシュバックします。」
B店は、「今なら2万円が19,600円に。」と広告しました。
このデジカメは全く同じ商品です。きっと、A店の広告に魅力を感じた方が
多いのではないでしょうか。
実際、どちらの店で買ったほうが得かどうかは何とも言えません。確実に
400円安いB店で買う人もいるでしょうし、全額タダになる可能性がある
A店で買う方もいるでしょう。
ここでは、企業の立場になって考えてみたいと思います。
実は企業にとっては、50人の単位で考えた場合、どちらも売上は同じなの
です。A店もB店も売上は98万円です。
「50人に1人全額キャッシュバック」=「2%(1÷50)の割引」なの
です。2万円から2%割り引いたら19,600円ですね。
もし、C店が「今ならデジカメ2%割引します」とやっても3企業の売上は
全く同じです。
でも、きっと、あなたの3社の広告に対する印象は随分ちがうのではないで
しょうか。
皆さんも広告宣伝の裏事情を考えると面白いですよ。
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● 保険商品、保険契約法、保険税務の研究 〜本当に役立つ医療保険〜
CMで煽っているせいもあり、医療保険への関心が高くなっています。実際、
医療保険に加入するのがあたりまえのような雰囲気になっています。
でも、生命保険会社の医療保険に加入するメリットは本当にあるのでしょうか。
ご存知のように、公的医療保険(健康保険、国民健康保険)の適用対象の治
療費等であれば、自己負担は3割です。
100万円の治療費等であれば、自己負担は30万円です。ただ、高額療養費制度
により自己負担額の上限がありますので、一般の方であれば、7万円+α以上
負担することはありません。
ですから、健康保険の対象外(つまり自己負担)である差額ベット代や食費、
雑費などのために、生命保険の医療保険に加入するというのは意味がないとは
言えません。
ただ、通常の治療ではなく、高度先進医療技術を受けたいとなると、生命保険
の医療保険では、ほとんど役に立ちません。
たとえば、前立腺がんの場合、高度先進医療技術を選択すれば、20日程度で
退院できますし、手術もお腹を大きく切ることなく、小さな穴を開けるだけ
です。
したがい、出血も、痛みもすくなく、身体へのストレスが軽減できます。
ですから、誰でも高度先進医療技術を受けたいと思うはずですが、この高度
先進医療技術料は、公的医療保険の適用対象外なので全額自己負担です。
前立腺がんの場合であれは、この技術料は、約50万円です。生命保険の医療
保険の給付金では心細い限りで、高度先進医療を心置きなく選択はできない
でしょう。
つまり、高度先進医療を受けようと思ったら、公的医療保険も生命保険の医
療保険もあまり役に立たないということです。
こんな時に役に立つのが、損害保険会社の医療費用保険です。損害保険なら
ではの実損填補の考えの商品で、自己負担額を支払ってくれます。差額ベッ
ト代等はもちろん高度先進医療技術料も対象になります。
月保険料もたった数千円なので、十分検討に値すると思います。
※ 生命保険の基礎知識はバックナンバーをご覧下さい。
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● 株式投資の基本(14回目) 〜投資信託の評価方法〜
投資信託の評価の方法には「定量評価」と「定性評価」があります。
■「定量評価」とは
定量評価は、過去のパフォーマンス等、数値で計測されるものを対象に評価
するものです。評価の表し方としては、通常、分類されたカテゴリーごとに
星の数で評価を出しています。五つ星☆☆☆☆☆が最高ランクです。
■「定性評価」とは
定性評価は、ファンドマネージャー(チーム)の投資スタイル、運用方針、
運用スタイル、過去の実績、経験、ファンドの大きさなどを総合的に評価す
る方法です。量に対して、質の分析といえます。
■両者の関係
定量評価は、過去のパフォーマンス等、数値で計測されるものを評価するの
で、分かりやすいですね。でも、優れた評価を受けたとしても将来もその評
価が続くとは限りません。なぜ、その評価になったのか、定性評価を併せて
把握することが大切です。
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●ワンポイントレスン 〜住宅ローン控除と医療費控除〜
住宅ローン控除で所得税が全額還付されたので、医療費控除の確定申告をし
ても意味ないと思っている方は多いのではないでしょうか。
所得税に関してはそうですが、住民税については違います。
住宅ローン控除は所得税の所得控除項目です。一方、医療費控除は所得税と
住民税の所得控除項目です。
つまり、住民税の計算において、医療費控除は控除されますが、住宅ローン
控除は控除されません。
したがい、医療費控除の確定申告をしておくと、住民税が減額できるのです。
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● 編集後記
住宅ローンが上昇傾向にあるのに、その他の金利の動きは鈍いですね。金利
が上がると国債の価格が下落するので、国債を大量保有している金融機関は、
金利をなかなか上げられないのでしょうね。
住宅ローンをここ数年、2年とか5年の短期固定で組んでいる方は、繰上げ
返済などして元金を減らすことをしないと大変になります。家計を見直し、
繰上げ返済資金を確保してください。
中長期的には金利は上昇傾向でしょうから、デフレに慣れきった考えを変え
ていくことが必要になります。例えば、投資の対象も債券から株式へといっ
た具合です。
新年度第1号のメルマガですが、これからも応援よろしくお願いします。
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