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GDP,セーフティーネットの勘違い,為替ヘッジ,お得な航空券を利用しようなど
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お金を殖やす、貯める、今日からはじめる節約テク! 第102号
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□■メルマガの内容(はじめての方へ)
このメルマガでは、知っておくと得する税金の仕組みや、賢い保険・住宅ローン
の選び方、年金テクニックや節税術を実務家FPがわかりやすくお伝えします。
生活にまつわるお金の問題を考えることで、あなたやご家族のライフプランを
考えるきっかけになれば幸いです。
【目次】 _______________________________
・家計とビジネスに役立つ算数 −GDP−
・保険商品、保険契約法、保険税務の研究−セーフティーネットの勘違い−
・金融商品活用ガイド(41)−為替ヘッジ−
・ワンポイント講座 −投資に役立つ経済の基本ルール−
・海外ロングステイ基礎講座(19)−お得な航空券を利用しよう−
・編集後記
・ご案内−最新セミナー「金融機関の破たんに備える」など←注目!
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■家計とビジネスに役立つ算数 −GDP−
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経済の成長をみる指標にGDP(Gross Domestic Product=国内総生産)があり
ます。
私が中学・高校まではGNP(Gross National Product=国民総生産)が主流で
した。
しかし、GNPでは、対外投資などを通じて海外での生産活動に貢献した報酬を
含んでおり、本来の国の生産量を正確に計ることができない、という理由から、
GDPが主流になり現在に至っています。
GDPは、一定期間内に国内で産み出された「付加価値」の合計です。
「付加価値」は新たに生み出された価値と言い換えてもいいでしょう。
具体例で確認してみましょう。
よく出される例ですが、農家が小麦を作り粉屋さんに100円で売り、粉屋さん
が、小麦を小麦粉にしてパン屋さんに150円で売り、パン屋さんは小麦粉を
使ってパンを作り、消費者に200円で売った場合の付加価値の合計を考えて
見てください。
まづ、農家が新たに生み出した価値は100円ですね。
粉屋さんはどうでしょう。
小麦粉の原料の小麦は、農家が生み出した価値(100円)に加工して粉にした
わけなので、150円−100円が付加価値です。
同様に考え、パン屋さんの付加価値は200円−150円が付加価値ですね。
以上より、付加価値の合計は、100円+50円+50円=200円になります。
お気づきかもしれませんが、付加価値の合計は最終生産物(例ではパン)の合計
と一致します。
よく経済成長率という言葉を目にしたり聞いたりすると思いますが、経済成長率
はGDPが昨年のGDPと比べて何%増えた(減った)かを示します。
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■保険商品、保険契約法、保険税務の研究 −セーフティーネットの勘違い−
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「生命保険が破たんした場合、責任準備金の90%の金額は補償される」という
のは正しいでしょうか、誤りでしょうか。
答えは、誤りです。
生保のプロと自認する人でも、明確にこの誤りを指摘できる人はほとんどいない
のではないかと思います。
「責任準備金の90%が補償される」というのは間違いありません。
しかし、新しい保険会社に契約を移転するとき予定利率の引き下げが行われる場合
もあり、その場合は、責任準備金10%カットと予定利率引き下げによるカット
も行われるのです。実際受け取る金額は、責任準備金の90%以下になる可能性
があります。
破たん時の予定利率の引き下げについて過去の例をみてみますと、
日産生命 5.50%→2.27%
東邦生命 4.75%→1.75%
第百生命 4.46%→1.00%
大正生命 4.05%→1.00%
千代田生命3.70%→1.50%
協栄生命 4.00%→1.75%
東京生命 4.20%→2.60%
というように予定利率の引き下げがなされています。
もうひとつの問題は、生命保険保護機構の資金が枯渇してしまった場合です。
同時期に保険会社が破たんしてしまうと、資金が枯渇する可能性があります。この
場合、責任準備金の90%補償されるといっても絵に描いた餅になります。
来年の3月までは政府保証がついていますが、いつまで政府保証が続くかわかりま
せん。
さらに詳しく知りたい方は私のセミナーにご参加ください。
『金融機関の破た(生保・銀行)んに備える』
11月29日(土) 詳細 http://www.fp-trc.com/cat8/post_115.php
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■金融商品活用ガイド(41) −為替ヘッジ−
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円の金利が1%、ドルの金利が4%としましょう。
円をドルに変えて1年間運用しようと考えるでしょう。
しかし、高金利のドルで運用したのに1年後に円高になっていたら為替差損が
生じてしまいます。
そこで、1年後の為替差損を回避するために、1年先の為替レートを予め予約する
という方法が考え出されました。
これが為替ヘッジです。
理想的には、購入時の為替レートと1年後の為替レートが同じであれば4%の金利
を確保できることになります。
実際はこのような予約はできず、為替予約レートは現在よりも金利差3%円高の
水準になります。
現在1ドル100円であれば、1年後の為替予約レートは97円ということです。
この結果、1年後の運用成績は円のままで運用したのと同じになります。
為替ヘッジをすると、外貨で運用した意義が薄れるので、十分にご留意ください。
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■ワンポイント講座 −投資に役立つ経済の基本ルール−
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【合成の誤謬(ごびゅう)】
政府は今いろいろ迷走しながら追加経済対策を次々と発表しています。
わたしには何の戦略も感じませんし、思いつきをそのまま、発表しているしか
思えません。
こう不景気感が私たちに広がると、「定額給付」をもらったところで、使うこと
より将来に備えて貯蓄することを選択するのではないでしょうか。
これは、個々の家計からみれば適切な行動です。
しかし、社会全体で考えたらどうでしょうか。
個々の家計がみな同時期に節約したら、ものは売れなくなり、景気が悪化します。
会社は、給料や雇用を減らすことになり、ますます生活が苦しくなります。
このように、個人としては適切な行動が、社会全体で見た場合、結果として自分が
意図したのと違う悪い状況になることを「合成の誤謬」といいます。
ですから、定額給付を受けたら使ったほうが良いのです。
政府も、使ってもらわないと経済効果がないことをもっとPRすべきではないで
しょうか。
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■海外ロングステイ基礎講座(19) −お得な航空券を利用しよう−
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海外に興味はあるけど予算的にちょっと・・・という方にお得な情報です。
円高を大いに活用しましょう。
日本航空がアジア行きのおトクな航空券「バリューWeb悟空3 週末アジア」
を発売しています。
なんとクアラルンプール往復が燃油サーチャージ・航空保険特別料金込みで
¥74,600です。
その他、シンガポールは74,600円、香港は52,000円、バンコクは73,600円です。
行きは週末(木・金・土)で限定となりますが、3日前まで予約・購入が可能です。
利用期間は11/27〜12/18です.
詳しくは日本航空のホームページをご確認ください。
http://www.jal.co.jp/jalgoku/special/special_mal.html
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【編集後記】
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先日、(財)ロングステイ財団主催のANA工場見学に行ってきました。
エンジン整備の現場を見学したのですが、最も安全な乗り物というだけあり、
真剣な現場でした。とても安心しました。消費者にとっては航空運賃は安いこと
にこしたことはありませんが、安全を確保するためにはそれなりのコストは負担
すべきだと改めに認識しました。医療費も同じですね。
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