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お金を殖やす、貯める、今日からはじめる節約テク!101号

相場を選ばない投資法,民間介護保険,サムライ債など

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お金を殖やす、貯める、今日からはじめる節約テク! 第101号
      
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 の選び方、年金テクニックや節税術を実務家FPがわかりやすくお伝えします。

 生活にまつわるお金の問題を考えることで、あなたやご家族のライフプランを
 考えるきっかけになれば幸いです。
 
【目次】 _______________________________

 ・家計とビジネスに役立つ算数 −相場を選ばない投資法−
 ・保険商品、保険契約法、保険税務の研究−民間介護保険−
 ・金融商品活用ガイド(40)−サムライ債−
 ・ワンポイント講座 −投資に役立つ経済の基本ルール−
・海外ロングステイ基礎講座(18)−ロングステイアドバイザー−
 ・編集後記
 ・ご案内−最新セミナー「金融機関の破たんに備える」など←注目!
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 ■家計とビジネスに役立つ算数 −相場を選ばない投資法−
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 株は安く買って高く売ればもうかります。

 でも、今安いと思っても、買った次の日に大きく値を下げるということもよく
 あります。

 相場を読むことは本当に難しいですね。

 ところが、相場に関係のない投資方法があります。

 投資資金50,000円で考えてみましょう。

 1月の株価は1,000円
 2月の株価は800円
 3月の株価は1,250円
 4月の株価は500円
 5月の株価は1,000円

 とします。

 1月に50,000円で50株を買った場合、5月の時点では利益がでていませんね。


 では、
 毎月10,000円で株を買い付けたらどうでしょうか。

 1月10株
 2月12.5株
 3月8株
 4月20株
 5月10株

 となります。

 1月から5月で投資した金額は50,000円です。

 購入した株の合計は60.5株です。

 1株当たりの単価は826.44円です。

 5月の時点で1,000円−826.44円の利益がでます。

 この方法は「ドルコスト平均法」といわれるものです。

 この方法の特徴は、

 株価が高いときは少ない株式数しか購入できないので、高値掴みを回避できる、

 株価が安いときは多くの株式数を購入できるので、株価が上がったときに利益
 獲得の機会が多くなるということです。

 個人投資家の投資方法としてはおすすめです。
 
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 ■保険商品、保険契約法、保険税務の研究 −民間介護保険−
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 【商品研究】

 M社の投資型終身介護年金保険


 この商品の特徴は投資型(変額)個人年金保険(元本保証型)と比較するとわかり
 やすいです。

 投資型(変額)個人年金保険(元本保証型)について確認しましょう。

 たとえば、一時払い保険料を500万円、運用期間10年とした場合、

 運用期間中、運用成績によって500万円は増えたり減ったりします。

 したがって、運用期間中に解約すると時期によっては元本割れする可能性があり
 ます。

 しかも、早期に解約すると、多くのペナルティー(解約控除額)を支払うことに
 なります。

 しかし、運用期間終了まで、保有していれば、元本保証型の場合、運用成績が悪く
 とも、元本(一時払い保険料相当額)は保証されます。


 投資型終身介護年金保険について。

 たとえば、一時払い保険料500万円とした場合、介護状態になるまで運用します。

 場合によっては20年、30年といった運用が可能になります。

 もし、介護状態になったときに運用が失敗しても一時払い保険料相当額500万円は
 保障されています。

 運用期間中に解約する場合、解約控除がありません。

 以上のような特徴がありますので、
 
 投資型(変額)個人年金保険(元本保証型)に複数加入している方は、

 そのひとつを投資型終身介護年金保険にするのも良いと思います。

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 ■金融商品活用ガイド(40) −サムライ債−
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 アイスランドの国有化銀行、カウプシング銀行が2006年10月に発行したサムライ
 債の利払いが債務不履行(デフォルト)になりました。

 サムライ債は海外の政府や企業が日本で発行する「円建て」の外債です。

 利払い、償還が円貨建てで行われるので、為替リスクがありません。

 日本国内の預貯金や国債の金利よりも高いのでここ数年個人投資家にも人気の
 商品です。

 しかし、金利が高いということは、リスクも高いということです。

 今回のアイスランドのように国有化された銀行が債務不履行を起こすのは異例だ
 と思いますが、よく調べてから購入する必要があります。

 デフォルトになったサムライ債は500億円ですので、この債券を購入した機関投資
 家等は真っ青ではないでしょうか。

 ・豆知識

 サムライ債と似たネーミングにショーグン債があります。ついでに覚えましょう。

 ショウーグン債は外国の発行者が日本国内で発行する「外貨建て」の債券です。

 当然、払込い、利払い、償還がすべて外貨建です。

 
 ちなみに、海外の市場で発行された「円建て」債券はユーロ円債といいます。

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 ■ワンポイント講座 −投資に役立つ経済の基本ルール−
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 連日、円高株安の話題でもちっきりです。

 今までの復習もかね、円高になるとなぜ株安になるか一緒に考えてみましょう。

 円高はたとえば、1ドル120円が100円になることです。同じ商品が少ない円で購入
 できるのは円の価値があがったからですね。

 海外に車などを売っている企業は、円高により1ドルあたり20円売上が少なくな
 ります。その結果、企業の利益が減り、株価が安くなる傾向になります。


 一方、海外から石油やガスを購入する企業は原材料費が安くなりますので、利益
 が増え、その結果、株価が高くなります。

 つまり、円高により

 輸出型企業(自動車、家電など)の株価は安くなり、

 輸入型企業(石油化学、電力、ガス)の株価は高くなります。

 日本の場合、輸出型企業の影響が大きいので、円高になると株価が安くなるのです。

 なお、実際はもっと複雑ですが、単純化して考えるのが第一歩です。

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■海外ロングステイ基礎講座(18) −ロングステイアドバイザー−
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 ロングステイアドバイザーなるアドバイザーをご存じでしょうか。

 ロングステイアドバイザーは、ロングステイを希望する方(リタイアメントされた
 方が多い)に現地の暮らし、医療などの情報を提供するなどのアドバイスをする
 専門家です。

 財団法人ロングステイ財団が資格を付与しています。

 2年前から始まり、2日間の研修を受け、課題レポートを提出し、合格した人に
 資格が与えられ、財団に登録されます。

 現在150名程度の方が登録しています。登録している方の職業は様々で、FP
 も登録しています。

 何を隠そう、私も第1期のロングステイアドバイザーです。

 ロングステイにはロングステイ資金が必要です。通常はリタイメント資金の一要素
 になります。

 最近、リタイア後に、海外で数か月生活することを希望する方が増えており、
 ロングステイの知識は、より良いリタイアメントプランを作るのに役立ちます。

 ロングステイアドバイザーはどなたでもなれます。アドバイザーの資格に関心が
 なくても研修内容は普段学ぶことができない「旅行医学」などおもしろい科目が
 ありますので、ぜひ、研修を受講されたらいかがですか。

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 【編集後記】
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 先日テレビで米国でカード破産が急増しているという内容の報道を見ました。

 破産者に共通しているのは、リボ払いを利用している点です。

 リボ払いは、返済額を少額にできる反面、いくら借りているかわからなくなり、
 雪だるま式に借金が増えていくという危険があります。

 米国では、金銭教育が盛んに行われているような印象がありましたが、収入の
 範囲内で支出をするという基本的なことすら知らないことに違和感を覚えました。


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