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ライフプランとファイナンシャルプランニング(生命保険・住宅ローン・資産運用の見直し)
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お金を殖やす、貯める、今日からはじめる節約テク! 創刊号
2004/12/27発行 発行部数:460部
〜どの金融機関にも属さない中立・公正のFPがあなたを応援します〜
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□■メルマガの内容(はじめての方へ)
このメルマガでは、読者の皆さんが知っておくと得する税金のしくみや、賢
い保険の選び方、住宅ローンの得する利用方法、年金テク、節約テクなど、
すぐに役立つ知恵を実務家FPがわかりやすく、あなたに、お伝えします。
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【目次】 ______________________________
・お金持ちになるには 〜お金持ちに学ぶ〜
・余裕資金をつくりましょう 〜意外とカンタン!?〜
・コラム 〜時代も変わりました〜
・生命保険の見直し 〜FP流〜
・死亡保障の必要額の考え方 〜目からウロコ〜
・編集後記
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● お金持ちになるには。
お金持ちになるには、お金持ちに聞くのが一番。お金持ちになった人の自叙
伝を読むと共通項があります。
まず、生活費以外の余裕資金がある程度貯蓄できたら、その貯蓄を株式や
不動産で運用しています。そして、運用の結果、増加した資産を、さらに、再
投資して資産を殖やしています。
夢の実現には、お金が必要です。
まずは、余裕資金をつくりましょう!
● 余裕資金を捻出する方法
毎日の生活費すら節約するのに大変なのに、貯蓄なんて、できるはずない!
と思っていませんか。でも、貯蓄なんて無理だと言っている人でも、家計を
見直すことで、投資にまわせる資金が捻出できる場合が意外に多いんです。
生活費を節約するため、毎日、スーパーのチラシを比較して、1円でも安く
買い物をしようと、涙ぐましい、努力をしている奥さんでも、保険料とか住宅
ローンの支払いには無頓着な人が多いのには驚きます。
無頓着というか、どう手をつけたら良いか、わからないのでしょうね。
保険料や住宅ローンは、内容を理解しないまま、業者さんの言われるままに
加入している人が何と多いことか。
銀行口座から毎月引き落とされているので、多く払っているという意識も鈍感
になってしまいますが、生涯に支払う金額を考えて見て下さい。
毎月支払う保険料(生命保険、自動車保険など)が2万円として、これから30
年間、支払うとすると、720万円も支払うことになります。
ですから、家計の中で毎月の支出が多い、保険料や住宅ローンについて勉強
して、無駄な支出をおさえましょう。この二つを見直すだけでも、生涯、数百万
円の節約ができます。しかも、即効性があるので、すぐ、はじめましょう。
と、いうわけで、これから数回にわたって、まずは、生命保険の見直しから一緒
に学びましょう。
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【コラム】生命保険の役割、機能もずいぶん変わりました。
10年前の生命保険協会の初級テキストには、生命保険は国の社会保障制
度を補完する制度である、なんて書いてあったことを記憶していますが、最近
のテキストを見ると、国の社会保障制度のほうが、脇役になっているような印
象を受けます。
年金をはじめとして、国の社会保険制度は、当てにならなくなってきたからで
しょうね。
それでも、残された遺族に支給される遺族年金や遺族厚生年金は、民間の生
命保険にはない素晴らしいしくみがあります。
例えば、サラリーマンのご主人が亡くなられた場合、厚生年金の加入期間が短
かったとしても、25年間加入したとみなして、計算され、奥さんが亡くなるまで、
遺族厚生年金が支給されるといったしくみがあります。
ただ、残念ながら、このしくみも平成19年4月から、変更され、子供のいない
30歳未満の奥さんには、5年間しか支給されなくなるようです。また、自営業
の方には、このようなしくみはありません。
ところで、いままで、何気なく、生命保険という言葉を使っていますが、実は、生
命保険という言葉は、時代とともに、内容が変化しています。
死亡の場合の遺族保障が、一般的なイメージだと思いますが、その他、病気
やケガに対する医療保障や老後の生活保障、また、こどもの教育・結婚、住
宅などの資金の貯蓄といった幅広い意味を含んでいます。
貯蓄という面から、最近では、変額個人年金が、流行っています。
変額個人年金は、保険版の投資信託ですが、投資信託とちがい、税務上、有
利な点があるからです。これについては、別の機会に、ご案内したいと思いま
す。
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● 生命保険の見直し
あなたが、初めて、生命保険に加入したのは、いつですか。
サラリーマンの方であれば、新入社員のときに、職域担当のセールスレディー
に説得されて、「生命保険加入は社会人の責務だ。」なんて、妙に納得して、
加入したりしていませんか。結婚をきっかけに、あるいは、子供が生まれたと
きに、加入した方もいると思います。
何を言いたいかというと、死亡保障の適正額は、ライフステージの各段階で
異なってくるので、定期的に見直す必要があるということです。
子供がまだ小さいときに加入した生命保険は、大きな保障が必要だったかも
知れませんが、子供が成人すれば、そんなに大きな保障は必要ありません。
加入時の保険料をそのまま支払い続けているのは、無駄ですね。
見直しの第一歩は、今加入している保険の死亡保険金額が現在のあなたの
状況にあっているかどうかです。
まずは、必要な死亡保険金額を考えましょう。
次に、その金額のうち、生命保険で準備する金額を決めましょう。
そして、その金額が決まったら、生命保険の種類を決めましょう。
こんな、流れで、生命保険の見直しを考えたいと思います。
●死亡保障の必要額の考え方
ズバリ!
[大黒柱が亡くなった時に必要なお金]−[準備できる(できてる)お金] です。
★[大黒柱が亡くなくなった時に必要なお金]とは・・・
これは、人それぞれです。
これでは、身もふたもないので、ここでは、最大限必要な項目を考えてみます。
皆さん、ご自身で当てはまるものだけ、選んでくださいね。
1.残された家族の生活費
食費、光熱費、通信費、おこづかいなど
2.教育費
3.死亡整理資金、遺産整理資金
葬式代、墓石代、病院の清算費用、場合によっては税理士報酬など
4.ローン(借金)
車のローンなど。住宅ローンは団体信用生命保険の加入の有無次第です。
5.住宅関連費用(一戸建て、賃貸?)
住宅購入、リフォーム費用、賃料、管理費、駐車場代、固定資産税など
6..買い替え費用
家電、家具、車の買い替え費用など
7.子供支援資金
資格取得、結婚費用の援助など
8.夢実現資金
年に1回の海外旅行、趣味のための活動費など
念のため、必要額を正確に計算することなんて、絶対できないし、意味もな
いので、気楽に考えてください。おまかな金額を把握することが大切です。
この項目のなかで、継続的に必要になる「残された家族の生活費」の計算
方法を具体的にみてみましょう。
【設例】
ご主人が今40歳、奥さんが35歳(専業主婦)、子供が7歳の家族で、ご主
人が亡くなられたという例で考えます。亡くなる前の生活費は30万円としま
す。住居は持ち家です。
[ステップ1]
末子が大学を卒業(22歳)するまでの生活費を計算します。
亡くなった後の生活費は、亡くなる前の生活費の70%とします。アバウト
でいいんです!
そうすると、3,780万円になります。
(計算式)30万円×70%×12ヶ月×(22歳−7歳=15年)
[ステップ2]
末子が大学を卒業(22歳)後の奥さんの生活費を計算します。
ここでも、生活費をアバウトに15万円とします。これが、いつまで続くかは
誰にもわかりません。わからないと、計算できないので、平均余命表なん
かを参考にして、87歳として計算してみます。
そうすると、6,660万円になります。
(計算式)15万円×12ヶ月×(87歳−50歳)※35歳+15年
[ステップ3]
最後に、合算します。「残された家族の生活費」は、10,440万円です!
◎アドバイス
必要死亡保険金額をご家族で話し合うなんてイヤですね。良い方法を教えます。
家族皆で、将来の夢を語り合うのです。将来、何をしたいのか、お互いに共有し
ライフイベント表を作成し、それを達成するためにお金がいくらかかるか考えれ
ば、必要保障額もわかります。
何よりも、この作業を通じて、家族の絆が強くなると思います。
これが、ライフプラン作成の最大のメリットです。
次回は、[準備できる(できてる)お金]について考えましょう。
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最後まで読んでいただき、感謝しています。
何か、生活のヒントになることはあったでしょうか。
このメルマガはみなさんと一緒に考え、お役にたてる情報を共有したいと思
っています。
感想など皆さんの声をドシドシお寄せください。
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■ 編集後記
はじめてメルマガを出すので、みなさんの反応にドキドキしています。
知り合いのメルマガ発行者に話したら、最初から感想なんて来ないよ、と一笑
されてしまいました。しかも、反応なくても、落ち込まないようにと、なぐさめられ
ました。
めんどくさいと思いますが、ぜひ、感想メールください。
今年はイヤな事件ばっかりでしたが、来年は、皆で、明るい年にしましょう。
良いお年をお迎えください!
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発行者 : T&Rコンサルティング有限会社 新美昌也
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